読書日記 OKR 読了

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法 読了。

第1部の仮想スタートアップ企業(ティービー)でのOKR導入におけるビフォアー・アフター物語が地味に面白かった。

Key Resultsの設定がチーム内で声の大きな人によって恣意的に決まってしまいそうな(そう仕向けられる)懸念があるので、本書にもあった通り外部にファシリテーター的な人を立ててやると良さそう。(第1部で言うところの、CTOとして加入する前のラファエロとか)

あと、第1部はスタバ好きなエンジェル投資家のジムのドライな思考とか、食生活記録アプリを開発するダン&フレッドの典型的行き詰まったスタートアップ感等、読んでいて業界的にクスリとしてしまうような描写が散りばめられていて良かった。

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

雨の日にOculus Go

今週のお題「雨の日の過ごし方」 に反応してみる。
早朝に雨音で目を覚まし、鈍色の風景を窓越しに眺めながら今日は外出しないで一日中読書&コーディングでもしていようか・・・と思った矢先、タイミング良く Oculus Goが届いた。

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そうそう!注文してたよね!

実際に装着して臨んだ視界はこんな感じ。

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色々なアプリやVRコンテンツを触ってみたけど、いやー凄いね。
従来のモバイルデバイスでは得られなかった「新体験」とそれを下支えする「臨場感」の凄さにただただ圧倒された。
画像的なクオリティーだったり焦点のぼやけという点については若干の問題点はありつつも、久しぶりに「SF的未来」の到来を強く意識することができて、雨の日の鬱々が一気に吹き飛んだ。

速攻で開発者アカウント登録もしたので、ドキュメントを読み込みたい。

developer.oculus.com

読書日記 2018年6月9日 巡査長 真行寺弘道 (中公文庫) 読了

巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)を読み終わる。

下記の続きで、3章以降も相変わらず面白かった。 www.vagrantup.jp

後半の議員変死事件から、本格的に始まる真光寺、黒木の息のあったニコイチ捜査とその最中に2人が交わす、物語の根幹テーマの「自由」について白熱した議論は中々読ませてくれた。

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読書日記 2018年6月5日

読みかけの本が何冊もあるのに 巡査長 真行寺弘道 (中公文庫) を読み始める。

元マイクロソフト日本法人社長の成毛さんも「本は10冊同時に読め!」的なことを自分の著作の中で言っていたので、僕のこの状況は別段悪いことではないはずだ。

巡査長 真行寺弘道 (中公文庫) は2章まで読んだ。
いやー、この作品面白いわー。
既存の警察組織の枠組に収まらない変わり種系刑事の真光寺と爽やか好青年だけど凄腕なハッカー黒木のやりとりを活字で読むのが、まー捗る捗る。帯にも書いてあったけどキャラの造形が良いんだよなー。

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読書日記 2018年6月3日

コミュニティー・キャピタル論 近江商人、温州企業、トヨタ 、長期繁栄の秘密 (光文社新書)の第1章を読む。

本書は特定のコミュニティーに属したメンバー間のみで通用する「同一尺度の信頼」に支えられた「つながり力」に着目し、それによって優れたパフォーマンスを示すコミュニティーの構造的な特性とその潜在力、そしてそれを活かす特徴的な信頼関係について様々な視点から論じている。

第1章では戦国時代辺りから台頭していった近江商人コミュニティー(近江出身の商人)を例示として取り上げていた。
見知っている「高島屋」や「ふとんの西川」の祖は近江商人で(それぞれ近江系商人で高島商人、八幡商人)こういった大きな企業体の形成の過程において、本書で語られるようなコミュニティーの「総体」と「個」を結ぶ特徴的な構造が大きな役割を果たしているのが理解できた。

あとは、積み読中だった ドッグ・メーカー: 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治 (新潮文庫) も並行して読み始めた。 相手の弱みを掴み情報提供者として服従させる「ドックメーカー」黒滝刑事の修羅道へ突き進む様に圧倒される。

ドッグ・メーカー: 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治 (新潮文庫)

ドッグ・メーカー: 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治 (新潮文庫)

2018年5月に読んだ本まとめ

独学の技法

知的戦闘力を高める 独学の技法

知的戦闘力を高める 独学の技法

この本を読むまではリベラルアーツを「社会人が身につけるべき一般的な教養」という薄っぺらな認識で捉えていたけれど、この本を通してその実際の姿はもっと厚みがあり、人間の自由を下支えする根源的な学問であるということがストンと腹落ちした。
他にも知的戦闘力を向上させるためのモジュール論とそれを構成する11のジャンルについて、筆者なりの具体的なビジョンを織り交ぜつつ、それに対応する今読むべき選書が提示されているのが嬉しい。 世界の歴史はマウントを取りたがる専門家と世界にイノベーションをもたらした独学者の苛烈な戦いで説明できるという結びの見解が面白かった。

中国のインターネット史

中国のインターネットがWWWから独立を果たすまでの経緯をサクッと読み込めた。
ネットにおける糞青と小資といった属性の成り立ちや、微博がいかにして凋落していったかなど、通史的アプローチの流れの中で微に入り細を穿った解説をもとに理解することができて満足。

かがみの孤城

かがみの孤城

かがみの孤城

特異なシチュエーションと無数の伏線。
ラストに近づくに連れて畳み掛けるようにどんどんと急展開を迎えるストーリーを必死に追いかけているうちにそのまま一気読みしてしまった。
2018年本屋大賞を受賞したのも頷ける傑作。

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