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ガラパゴスに青色の学者

引っ越しがようやく一段落ついた。 今回の引っ越しに伴い大規模な断捨離を敢行したこともあり、現在は虚脱感と達成感が混じり合った何とも言えない気持ちの中にいる。

と、前の会社の名刺をまだ完全に処分しきれていないことを思い出して自分の爪の甘さに苦笑しながら、そういえば社会人に成り立ての頃も初めての一人暮らしのために奔走していたなーと思い返す。

そうこうしていたら、当時の記憶が凄い勢いで蘇り溢れそうになった(?)ので、新居にようやく開通された「インターネット」でその頃によく聴いていた音楽をYouTubeで探して聴いてみりした。

すると、尋常じゃないくらいに恥ずかしい気持ちになったので何だか面白い。

新卒入社で働き始めた当時、配属された部署での仕事は専らiアプリ関連の開発・検証だった。

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DojaとかStarといったドコモ仕様のJ2MEプロファイルばかり弄っていて、仕事のアウトプットは完全にガラパゴスの生態系で完結する内容のものばかり。

他の同期が、他の部署で当時流行っていたWeb系システムの開発をガンガン進めているのが凄く羨ましかったのを今でも覚えている。

「自分のやっている事はメインストーリムじゃないんだー」

「ニッチなんだー」

「永遠に日陰者なんだー」

という、今ならば思い返すだけで光速赤面級な視野狭窄&自己憐憫からの「俺は人とはちょっと違うぜ!」という感情が、澱のように胸中で堆積していって、その積もった痛々しい感情が音楽の趣味に思わぬ影響を及ぼすことになる。 当時の自分からしてみれば「メインストリームではない!」という印象(今思うとその発想自体が凄く見当違いで、超失礼)を勝手に抱いていたシアトル系のHipHopアーティストと自分を重ね合わせて、彼らの楽曲ばかり聴くようになっていた。

ほんと、重ね合わされた方は良い迷惑。
(それも、仕事の1つではあるかもしれないけれど)

とりわけ、その中でもBlue Scholarsは本当にヘビロテだった。

改めて聴き直したらまた違う印象を抱くので面白い。

年を重ねることで、物事の捉え方や感じ方が変化するのを自覚するのって、人間にだけ与えられた極上の体験だと思う。