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ガンニバルが怖い

最近、食人と村八分をテーマにした漫画「ガンニバル」を読み始めたのだけど、
これ、めちゃくちゃ怖い!

山間の村に妻と娘と共に赴任してきた駐在阿川は、長閑な村の静かにゆっくりと流れる時間の中で、家族との平和な暮らしを期待していたが・・・熊による老婆襲撃事件を切っ掛けにして、村人達の異常性に気付き始める・・・。

「この村の人間は人を喰う・・・?」

疾走した前任の駐在が残した言葉が阿川の脳裏からこびりついて離れない。
やがて村に立ちこめる排他的な空気と滲出する「狂気」。
果たして、阿川は愛すべき家族を守ることができるのか。

ガンニバル (1) (ニチブンコミックス)

ガンニバル (1) (ニチブンコミックス)

笑顔で「よそ者」と揶揄してくる村人の描写が典型的な「内」と「外」の対立構造をストレートに想起させて普通に怖い。
こういう地域モノの怖さの源泉は「村の秩序」を守る「内」とその秩序に無理解な「外」との対立の様相に歪な偏りがあるところなんだけれど、本作はそれに加え、食人という異様なテーマが絡みつくことで更に「怖さ」を盛り立てている。

ガンニバル 2

ガンニバル 2

ガンニバル (3) (ニチブンコミックス)

ガンニバル (3) (ニチブンコミックス)