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アヴェンジメント を観た

自分を裏切った兄への復讐のために刑務所で鍛えまくった弟が、母親の死を契機に脱獄し、兄と兄の率いる犯罪組織を完膚なきまでに壊滅させる映画、アヴェンジメント を観た。

Avengement [DVD]

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金貸しの兄リンカーンから新規事業資金を用立てるため、違法な仕事の片棒を担ごうとしたケインだったが、失敗をして警察に捕まりベルマージュ刑務所へ収監されてしまう。
ケインの口から自分の悪事が露見されるのを恐れたリンカーンは実の弟の首に多額の懸賞金をかけ、刑務所内の囚人達を利用してケインの口封じを画策する。
刑務所内でたえず命を狙われる羽目になったケインだったが、その苦境を利用してとことんまで自分の身体と格闘術を鍛え上げ刑務所内で生き残る決心をする。
所内で囚人達との殺し合いを繰り返すことで、当然、刑期は延長されていくが生き残るためには仕方がない。
警察から兄リンカーンの悪事による多くの被害者の存在を知らされていた彼は真っ当に刑期を務め終える気など無く「自分の人生はもう引き返せない。だから、その代わりに自分がこの被害者達を救済しなければ」と自らに使命を課して、ひたすら逃走の「機」をうかがっていたのだ。

やがてケインは母親の病状を見舞いに行った(実際母親は臨終していた)病院から逃走し、リンカーン達が根城にしている酒場へ単身乗り込んでいく。

物語は酒場とケインの刑務所時代のシークエンスを交互に繰り返して、ケインの目的が何であるか、そして、ケインがどういう覚悟を抱いているのかを徐々に浮き彫りにしていく。
屈強な男たちが、ただガムシャラに殴り合うだけの映画なのかと思って観ていたが、シークエンスの織り成す物語展開や出演している演者の表情や仕草の妙味等、作品の構成要素が中々に骨太で、それらが全体的な見応えの向上に大きく貢献している印象があった。(特に兄リンカーンとケインのやりとりなど) もちろん殴り合いのシーンも存分に見応えはある。

87分という尺の割に、短さを感じること無く、まとまりのある話をサクッと観れたという余韻に浸れて個人的には満足である。 ただ、リンカーンの参謀ハイドの頭が吹っ飛んだりと凄惨な描写もそれなりにあるのでグロ系が苦手な人は注意が必要だ。

主演のスコット・アドキンス、ライアン・レイノルズに似ているなーと思って調べてみたら過去に「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」でライアン・レイノルズのスタントを務めていたのね。 ちょっと観直してみようかな。